虹を見た、告げる人なく

黒南風が重くカラダにまとわりつく、ユーウツな朝。
正確には、黒南風は梅雨どきの季語なので、台風がもたらした高温湿潤な南風ということになるのだが、気分的には梅雨どきのユーウツ感だ。
どうでもいいネタだが、野生化したカボチャが、土手下の法面に咲き乱れていた。たぶん、実がなっても、誰にも気に留められることなく、朽ちていくのだろう。あるいは、カラスが突っつくのだろうか?
午前中は、母の通院の付き添いで、今日は2つの診療所を受診した。

珍しく、母が冷えたうどんが食べたいと主張したので、昼はぶっかけうどんを作った。
豚しゃぶと湯通ししたオクラ、おろし大根でさっぱりと。
美味しかった。
例によって、山形・尾花沢のスイカ。
皮の近くまで甘味があるのが、素晴らしい。
仕事帰りに、不思議な景色を見た。
青空に浮かぶ、太っちょの月。
そして、上下の雲に架けた虹の梯子。

渋滞の車中から、よく構えずに撮ったので、あまりキレイじゃない。
しかし、仕事帰りのウンザリするような長い渋滞のさなか、家路を急いでみんなが前ばかり見ているときに、こっそり小さな虹を見つけた自分を、ちょっと褒めてやりたい気分だった。

シアワセとは、こんなささやかなモノだ。

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