シャボン玉飛んだ
屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで
こわれて消えた
シャボン玉消えた
飛ばずに消えた
産まれてすぐに
こわれて消えた
風、風、吹くな
シャボン玉飛ばそ
野口雨情さんの作詞による童謡。
野口さんは、明治から昭和にかけて活動された詩人、童謡作詞家である。
かの時代は、幼くして亡くなる子どもたちが多く、この童謡が発表された翌年に、野口さんも幼い娘さんを亡くされている。
そのためか、この童謡の歌詞は、シャボン玉に、幼くして亡くなる子どもたちの魂を暗喩的になぞらえていると言われる。
作詞家の生い立ちや、歌詞が書かれた当時の時代背景を知らなければ、何も考えずに、シャボン玉飛ばしの楽しい雰囲気のみを想起するだけだろう。
事実、今日も子どもたちは、楽しそうにシャボン玉を飛ばしていた。
何でもかんでも、深読みしすぎて忖度ばかりしていると、却って事態を面倒にするだけかもしれない。
楽しいときは、楽しく過ごせばいい。
きっと、世界はそんな感じで回ってるだけだ。
今日も、ご機嫌さん!
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