つづきです。
自律神経は、意志に関係なく活動するものです。だから、気合いで動きをなんとかできるようなものではありません。
ちょっとノドの具合が悪くて・・・
妙に汗がとまらなくて・・・
なんか息がしづらくて・・・etc.
風邪のひき始めみたいに、気を引き締めたら乗り切れるなら、それでいいんですが、自律神経失調症による反応でノドが引っかかったり、息苦しかったりするなら、むしろ気持ちを落ち着かせ、カラダ全体を覆う緊張感を取り除かないと問題の解消はできません。対処を誤ると、過呼吸に陥ったり、急激な血圧変化で卒倒したりもありえます。最悪、命に関わることなのです。
また、昨今は昼夜逆転している人も多いと思いますが、太陽光を浴びない生活は、自律神経系のスイッチの切り替えが不調になりがちですから、自律訓練法など、自分で意識してスイッチの切り替えができるようにしないと、病気が本格化するおそれがあります。そうなると、しんどいばかりで、生きるのが辛くなるだけですよ。だから、そうならないように、自分の不調に気づいてほしいのです。
カラダの不調があって、それぞれの専門医にかかったのに、何も原因が見つからなくて困っているような方たちの、少しでもヒントになれば、と思い、過去の体験を書いたものです。
ボクのように、あからさまに自律神経失調症の症状が進んでしまっていた場合は、神経科や心療内科などの専門医にかかった方がいいとは思いますが、もっと早くに気づいていれば、自律神経の働きを整えることもできるようですから、いずれにしても、早く気づいて早く手を打つことだと思います。
詳しいことは、専門の方にお尋ねください。
どうしても自律神経が乱れるような時間帯や環境での仕事の方たちも多いでしょうが、自分で意識していれば、なんとか症状を悪化させず、仕事を続けられると思います。あきらめず、上手に付き合ってください。
おかげさまで、今はなんとか自律神経の乱れをコントロールしながら、クスリも飲まずに暮らしています。(おわり)
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